ワンポイントアドバイス
こんにちは、保健師です。カバヤ調剤薬局では、みなさんのよりよい健康生活をお手伝いできればと、
保健師の立場から健康に関する身近なことをワンポイントアドバイスとして掲載しています。
2012年09月更新今月は、水分補給です。
厳しい残暑から、朝晩は涼しい秋の気配を感じられるようになりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
今年の夏は、水分をこまめに取るように気をつけて過ごしていたことと思いますが、涼しくなってきたからといって油断は禁物です。
しっかりと食事が出来ているときは、食事から水分・塩・砂糖が摂取出来ていますので、水分補給について特に気にすることありません。しかし、食事が出来ない状況が続いたりする場合は、脱水になりやすく、気温や湿度の高い日などは熱中症への注意が必要です。
そんなときには、水を飲むだけでは不十分なので、補給水を作って飲んでみませんか?簡単にご紹介します。
材料 1.水1ℓ 2.食塩1~2g(小さじ1杯半くらい) 3.砂糖40~80g 蜂蜜やレモン汁を入れると飲みやすいです。
補給水を作ったら、冷蔵庫で保存して出来るだけ早めに飲んでくださいね。
また、ポカリスエットや果汁100%のジュースなどは、砂糖の量が多いので、半分程度に薄めて飲むことをお勧めします。
2012年07月更新今月は、食事です。
先日、小泉武夫先生の講演を聴き、とても興味深いお話でしたので、少しご紹介します。
日本人の食事を考える時、大昔から何を食べてきたかを知ることが大切です。なぜなら、私たちの体は、昔から食べ続けてきた物を消化吸収するのに、とても適した体になっているからです。
このことを考えずに、様々なものを食べ続けていると、体が悲鳴をあげてしまい、今まで無かった病気がみられるようになります。
最近、摂取量が激減してのは、海藻類です。
この海藻類「ミネラル」は、人が怒ったときに、脳内に放出される物質を抑える働きがあるそうです。その他にも、補酵素としての役割もあるそうです。
みなさんにも「和食」の魅力を再認識していただけたらと思います。
和食を食べて、暑い夏を元気に乗り超えましょう!!
参考図書 「すごい和食」 小泉武夫著
2012年06月更新今月は、歯の衛生です。
6月は、歯の衛生月間です。
最近では、虫歯予防だけでなく、お口の口臭対策商品なども数多くみかけるようになりましたが、みなさん歯磨きはしていますか?
虫歯は、感染症です。
生まれたばかりの赤ちゃんには、虫歯菌はいません!
赤ちゃんの周りにいる人から、いつのまにか虫歯菌をもらっているのです。その虫歯菌が、お口の中に残っている食べかすや歯垢に付着し、歯を溶かしてしまうのです。
一度、虫歯になってしまうと、お口の中から虫歯菌を追い出すことが出来ないので、虫歯予防の歯磨きや糸ようじがとても大切になってきます。
特に、乳幼児のお子様の歯は、生え始めたばかりで歯の表面がとてもやわらかいため、歯が溶けやすく虫歯になりやすい時期です。
歯が生えてから、歯の表面が硬くなるまでに2~3年かかりますから、この時期は、虫歯は感染症ということを忘れないで、お子様の歯磨きを行って下さい。
歯磨きは、歯周病予防にもつながります。歯周病は、大人の病気と思われがちですが、小学生のお子様でも歯周病がみられます。乳幼児期からの歯磨き習慣で、虫歯と歯周病を予防して行きましょう!
先日、娘の歯科健診で先生より、勧められたアメがありましたので、ご紹介致します。
「ドクタージョンズ・キャンディー」
虫歯菌と戦うキャンディー、甘草根エキスが虫歯の原因となる口中バクテリアの働きを3~6ヶ月間抑えると言われています。
ご興味のある方は、HPにアクセスしてみて下さい。
http://www.drjohns.jp
2012年05月更新今月は、紫外線による健康被害です。
紫外線による健康被害には、すぐに症状が現れる急性のものと、しばらく経ってから現れる慢性のものがあります。
急性⇒1.日焼け 2.紫外線角膜炎(雪目) 3.免疫機能低下
慢性⇒《皮膚》1.シワ 2・シミ、老人斑 3.良性腫瘍 4.前がん症(日光角化症+悪性黒子) 5.皮膚がん 《目》1.白内障 2.翼状片
急性症状の日焼けは、みなさん経験されたことがあると思います。
真っ赤で痛い日焼けは、日光に当たってから数時間後から皮膚に炎症が起こり、8時間~24時間でピークとなり、2・3日で症状が消えて行きます。その後、紫外線で色素細胞が刺激され、メラニンをたくさん作るため、日焼けが日光に当たってから数日してから現れはじめ、数週間から数ヶ月続きます。
慢性症状の皮膚のシミやシワは、長年日光を浴び続けていると現れてきます。老年期によくみられる顔や手の甲にみられるこのような変化は、実は紫外線によるしわざで、光老化とも言われます。
皮膚の老化を防ぐためには、日焼けをしてからの治療では遅いので、紫外線の特徴や健康被害をよりよく知り、紫外線の浴びすぎを防ぐことが重要です。
これからの季節、紫外線には十分気をつけて生活しましょう!
2012年04月更新今月より、再開いたします。テーマは、紫外線対策です。
しばらくの間、お休みしていましたが、娘が幼稚園に通い始め、職場復帰しました。身近なことや子育てのことなど、皆様にお伝え出来ればと思っております。よろしくお願いします。
今月は、紫外線対策です。
日常生活の中で、私たちが浴びている紫外線の特徴は、
1.南に行く(緯度が低くなる)ほど強い。
2.一年のうち、春から初秋にかけて強い。
(4~9月は、一年間のおよそ70~80%)
3.一日のうちでは、正午をはさむ数時間が強い。
(午前10時~午後2時頃)
この特徴を踏まえて、戸外での活動を行うようにすれば、紫外線の浴びる量を大幅に少なくすることが出来ます。
日常生活の中で行いやすい紫外線対策としては、
1.紫外線の強い時間帯を避ける。
2.日陰を利用する。
3.日傘を使う。帽子をかぶる。
帽子の着用で、約20%カットすることが出来る。
4.衣服で覆う。
5.サングラスをかける。
UV機能を持った眼鏡やサングラスの着用で、約90%カットすることが出来る。
ただし、色の濃いサングラスは、眼に入る光の量が少なくなるため、瞳孔が普段より大きく開いて、
かえってたくさんの紫外線が眼の中へ侵入し、危険な場合がありますので、注意が必要です。
6.日焼け止めクリームを上手に使う。
特に、赤ちゃんや子どもは、
大人より皮膚が薄くデリケートなので、強い日差しが直接当たらないよう、衣類や帽子・日焼け止めを上手に利用して紫外線対策をしましょう!!
子どもは、日焼け止めクリームを塗ることを嫌がる場合がありますが、
そんな時には、パウダー状の日焼け止めがおススメです。
さっと使えて、お母さんのお化粧直しにも使えます!
次回は、紫外線による健康被害です。
2009年09月更新今月は、真夏の水分補給です。
今年の夏は、高温多湿に加え、温度差が激しい為、体が暑さに慣れにくく体調管理が難しいですね。このような季節は、体に疲れをためない生活を心掛け、水分を上手に取ることが大切です。
1.水の温度は、常温で15℃くらいが胃などの内臓への負担が少ないです。
2.汗などをたくさんかいた時には、1㍑あたり塩ひとつまみ(濃度1%)、砂糖こさじ2杯程度を溶かすと、吸収力がアップします。
3.水分は、汗をかいてから補給するのではなく、時間を決めるなどしてこまめに取るようにする。水分補給を上手に行いながら、蒸し熱い夏を乗り越えてくださいね。
2009年08月更新今月は、食中毒対策です。
食中毒は、6〜10月にかけて多く発生しますが、最近では、12〜1月にかけて「ノロウィルス」による食中毒が増えています。
食中毒予防の三原則は、
1.細菌やウイルスを「つけない」手や食材はしっかり洗う。
2.細菌やウイルスを「増やさない」冷蔵庫を過信しない。
3.細菌やウイルスを「やっつける」加熱調理が必要な食品は、しっかりと加熱する。調理済みの食品も再加熱してから食べる。
食中毒の多くは、家庭の中で起きています。みなさん、食中毒にならないように年間を通して気をつけてください。
2009年06月更新今月は、虫歯予防月間です。
口腔ケア対策は、お口の中の清潔を保つだけでなく、全身の病気の予防にもなります。さらに、咀嚼機能や唾液の分泌が改善するので、味覚や触覚などの細かい機能も回復してきます。
口腔ケアの効果は、
1.口腔感染症の予防
2.口腔機能の維持.回復
3.全身の感染症の予防
4.全身状態やQOLの向上
5.コミュニケーション機能の回復
6.社会的経済効果が挙げられます。
2009年01月更新今月は、花粉症対策です。
花粉症の方は、花粉が飛ぶ前に、早めに治療を行い、花粉飛散時期の不快な症状をできるだけ抑えましょう。スギ花粉症は、2〜4月ごろ。ヒノキ花粉症は、3〜5月ごろ。カモガヤは、5〜6月ごろ。ブタクサは、8〜10月ごろ。に症状が起こります。さらに、さまざまな種類の花粉に対するアレルギーがあり、いくつかの花粉症を合併していることもあります。花粉の飛散が始まる2週間前から、予防的に薬を服用し、重症化を防ぐことが大切です。
日常生活の注意
1.体調を整える。十分な睡眠と休息をとり、自律神経のバランスが乱れないようにする。
2.飲酒は控える。
3.まめに掃除をする。室内に入り込んだ花粉を減らす。
4.帰宅したら、家に入る前に、体に付いている花粉をよく払って、家に入ったら、鼻をかんで、うがいや洗顔などを行う。
2008年12月更新今月は、皮膚の乾燥対策・日常生活編です。
日常生活の中での「かゆみ予防」として、入浴する時は、
1.ぬるめの湯(38〜40℃)にして、長湯はしない。
2.石鹸を使いすぎると、皮脂膜を落としすぎるので、ほどほどに。
3.石鹸は、よく泡立てて、手のひらでやさしく洗う。石鹸・シャンプーはよくすすぐこと。
4.入浴後は、タオルでやさしく拭いて、すぐに保湿剤を塗る。
暖房は、
1.長時間使用せず、空気の入れ替えをするなど、使い方に注意する。
2.湿度は、50〜60%くらいを目安にする。
衣服は、刺激の少ない、なめらかな素材(木綿や絹など)のものを選ぶ。また、新品のものは、一度水洗いをしてから、着用することをおすすめします。
2008年11月更新今月は、皮膚の乾燥対策・食事編です。
秋から冬にかけて、空気が乾燥するうえ、暖房などによってさらに皮膚の乾燥が進みます。皮膚が乾燥すると、外部からの刺激を受けやすい状態になるので、わずかな刺激でもかゆみを感じます。皮膚の乾燥が改善しない限り、かゆみが生じやすい状態は変わりません。
食事で気をつけることは、
1.体が温まり血行が良くなると、かゆみが強くなるので、血液循環をよくするお酒や辛い食べ物は、取りすぎに注意する。
2.かゆみを引き起こすヒスタミンやヒスタミンに似た物質を含む食べ物(例・たけのこ・ほうれん草・なす・さといもなど)、ヒスタミンを放出させる作用のある食べ物(例・トマト・いちご・チョコレートなど)は、取り過ぎないようにする。
2008年10月更新今月は、健康診断です。
特に、自覚症状がなくても、何らかの病気が潜んでいることがあります。毎年、健康診断を受けて検査値を確認したり、健康維持に役立てましょう。
肥満かどうかを計算する方法
BMI=体重(㎏)÷身長(m)÷身長(m)
BMI指数 25以上・・肥満 18.5以上25未満・・標準体重(例)身長165.0cm、体重70㎏
BMI=70㎏÷1.65m÷1.65m=約25.7
毎年の検査結果は、保管しておいて、今回と前回の数値を比べてみましょう。数値が、基準値の範囲内であるからといって安心せずに、ゆるやかに変動していることもあるので、注意深く確認して、生活習慣病の予防に役立てて、生活習慣の改善に役立てましょう。